認知症 服薬管理
介護支援内容は
食事の見守り
食後の服薬確認
がありました。

介護ヘルパーが傍らにいることで安心して食事を済ませたB子さんでしたが、食後にヘルパーがコップに入れた水と薬をテーブルに置くと・・・

おばあさん

あら?それはなに?

介護ヘルパー

食後の薬です。
飲んでください。

おばあさん

それは私の薬じゃないわ!
なにかの間違いじゃない?

逆効果の声かけ逆効果の声かけ

いいえ、これはB子さんのお薬です。
飲まないとダメです!

おばあさん

私は今までそんなお薬は飲んだことはないわ!
飲まなくても大丈夫だから

逆効果の声かけ逆効果の声かけ

いいえ飲まないとダメです!
飲んでください!

怒る女性利用者

そんなに言うんだったらあんたが飲めばいいじゃない!
ホントわからない人だね!あんたって!(怒)

認知症の服薬管理|自分の服薬のことも忘れてしまい頑なに拒む利用者は少なくない


何度食後の服薬を促しても
「私はそんな薬なんて飲んでいない」
と頑なに拒む利用者もいます。
しかし、介護支援内容に
・食後の服薬確認
がある以上、服薬を確認できないと介護ヘルパーもカエルに変えれず困り果ててしまいます。
そこで、ついキツい言葉で服薬を強要してしまいがちです。
そこで利用者の機嫌を損ねてしまった経験はどの介護ヘルパーも一度や二度はあるはずです。

だめ!いいえ!など否定的な言葉は認知症の利用者を混乱させる

逆効果の声かけ逆効果の声かけ

いいえ飲まないとダメです!
飲んでください!

「いいえ」
「ダメです」
そんな否定的な言葉は認知症の利用者を混乱させてより頑なに服薬を拒むこともあります。
B子さんの感情を配慮することなく、あたかも認知症の利用者が間違っていて介護ヘルパー自身が正しいということをつい上から目線で断定するような言葉になっていませんか?

認知症の服薬管理|利用者にうまく促す声かけ

おばあさん

あら?それは誰の御薬だい?

介護ヘルパー

食後の薬ですよ。
飲んでくださいね

おばあさん

今、わたしは薬なんか飲んでないわよ
それはわたしのものじゃないわ

声かけがうまい介護ヘルパー声かけがうまい介護ヘルパー

実はお母さんのために息子さんが病院へ行って頂いてきたお薬なんです。
息子さんから
「きちんと母親に飲ませてあげてください」
と頼まれているんです。

おばあさん

そうかい?
あの子は何も言ってくれないからうっかりこっちも忘れちまうんだよ
じゃあ、お薬 飲みましょうかねぇ

認知症の服薬管理は本人が薬を飲んでいることを確認できる状況を作りだすこと

認知症の利用者が
「自分は今、薬は飲んでいない」
と思い込むのは単なる思い違いではありません。
利用者の頭の中では
間違いのない事実
として認識しているのです。
ですから、いくら介護ヘルパーがそのことを何度も否定しても聞く耳を持ちません。
かえって利用者の気分を害してしまい、ますます態度を硬直させていきます。
これは「認知症特有の症状」なことを知っておきましょう。

認知症の利用者にふく宅完治には
むやみに相手の言うことを否定しない
介護ヘルパーの考えを無理に押し付けない
ことも大事です。

例えば
・本人が長いこと診察して見てもらっているかかりつけ医の名前を出す
・家族が協力していることを伝える
のも時に有効な場合もあります。
本人自身が
「今、自分が薬を服用していること」
を確認できる状況を作りだすように導くことが大切です。

声かけがうまい介護ヘルパー声かけがうまい介護ヘルパー

◎◎先生が
「いつまでもお元気でいてほしいから、お薬を飲んでもらいようにお伝えください」
とおっしゃていましたよ

認知症の利用者でも、なんとか服薬に結び付くようなことをいくつか考えておきましょう。

話しかけ方や話しかける立ち位置にも気を配りましょう

意外と服薬を拒否する利用者さんへの話しかけ方や話しかける立ち位置も少なから影響します。
薬を飲みたくない?と考えている認知症の利用者に高圧的に感じる立ち位置から促しては逆効果の場合もあります・

利用者さんの服薬のタイミングと介護ヘルパーが服薬を促すタイミングを合わせる

利用者の食事が終わると間髪入れずに、すぐ横からお薬やお水をいきなり出してはいませんか?
確かに忙しい介護ヘルパーにゆっくり待っている時間などないのもわかりますが、少しそのあたりの配慮もしてくださいね。
服薬のタイミングも薬によって異なります。
食前・食間・食後と症状が出たときにのみ服用する頓服などもあります。
そのため用法と用量に注意して、薬の取り違えや飲み忘れをしないこともに高齢者の服薬管理では大切です。